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草薙の剣(超短編フィクション)

ついにその時が来た。

地球始まって以来の大峠。 三千年の昔から仕組まれた、水も漏らさぬ神仕組み。

ユダヤが立て替え、スメラが立て直す仕組み。

まさに「日月神示」が示した通りだ。

全人類は一人残らず巻き込まれ、数多くの天変地異や苦難を経て、ようやくここまでたどり着いた。

そして、最後のステージ。

一人一人が、本当の自分自身と真正面から向き合う瞬間。

自分の他には誰もいない。

ここが「どこ」なのか・・・よくわからない。
目をつぶっているのだろうか、回りは全て漆黒の闇だった。 上下左右の感覚もなかった。

全ての星が消えた宇宙空間に、たった一人で漂っているというような感覚だ。熱くも寒くもなかった。

いつのことだったか・・・あの日、全人類の「第三の眼」が一斉に開眼し、霊的な「目隠し」が外されてからは、現界と霊界の岩戸が開き、区別が無くなってしまったのだ。

そして、今が一体「いつ」なのか・・・時間さえも定かではない。
ただ一つ、ハッキリと認識できるのは、「自分が今、ここにいる」ということ。ただ、それだけだ。




渡されたのは「草薙の剣」。

形は古代の剣に似ている。

「草薙の剣は剣であって剣ではない。言葉通りに全てを実現する生きた言魂であるぞ。このこと、ゆめゆめ忘れるでないぞ」 と言い渡されたのは覚えている。

ここに来て、どれくらいの時間が経ったのかも、もはや分からなくなっている。

過去、現在、未来・・・直線的に流れていた時間軸が、一気に折りたたまれて、全ての時間的概念が、「今」に集約されている。

だから、時間の経過を考えることすら、不可能に近い。

ふと気付いたら、ここにいて、いつの間にか、手に「草薙の剣」が渡されていたのだ。

既に幾多の転生での記憶は全て一つに集約されて自分の中に認識されている。不思議な感覚だった。

しかし今、自分が見ているのは幻なのか夢なのか、はたまた現実なのか・・・その区別も、実は分からなくなっていた。




ふいに何者かの気配を感じて振り向くと、そこには鬼が憤怒の形相で立っていた。

見ていると、鬼は大きな剣を振りかざし、私を攻撃しようとした。

私は恐ろしさのあまり、持っていた剣を振りかざした。

恐怖から逃れるため、自己防衛のために、その鬼に攻撃を加えようとしたのだ。

私は言い渡された言葉を、すっかり忘れていた。

フラフラと振り下ろした剣は、鬼の肩口をかすめて、小さな傷を負わせた。

すると、どうしたことだろう。

自分の肩に傷口が開き、血が流れ出したのだ。
ズキズキとした痛みが、実感として感じられた。

「これは夢や幻なんかじゃない。これこそが、現実なのだ」ということが、実感を伴って認識できた。

そこで私は我に返り・・・そして、思い出した。



「あれは・・・あの鬼は、自分自身なのだ」と。



自分の中の闇の部分が鬼の形となって、今、自分の前に現れている。

人の魂が、最後の最後に向き合うのは、神でも悪魔でもなく、自分自身なのだ。



それを今、ハッキリと思い出した。

「日月神示」に書いてあった、“悪を抱き参らせよ”という言葉が頭をよぎった。

「今、この剣を振るえば、傷つけるのは相手ではなく自分なのだ。どんなに恐くても、使う訳にはいかない。
この剣を使うということは、すなわち自殺行為なのだ」

私は自分にそう言い聞かせると、恐怖心を持ちながらも、ありったけの勇気を振り絞り、体の前に構えていた「草薙の剣」を、ゆっくりと下に降ろした。

鬼は勝ち誇ったようにニヤリと笑い、私に向かって剣を振り下ろした。

「痛い!」と思った瞬間・・・

鬼は私の目の前から姿を消した。


そして、真っ暗闇だった視界の、はるか彼方に光の点が一つ・・・

キラリと光ったと思うと、それは見る間にグングン大きさと輝きを増し、やがて目を開けていられないほどの明るさになり、私を包み込むように迫ってきた。



そして私は、光と一つになった。

温かい、それでいて、とても懐かしい感覚・・・

私は、長い長い、気の遠くなるほどの旅を終え、親のもとへ返ってきたのだ。

「ただいま・・・」


(08/02/20掲載分 再掲)

宮部みゆき原作のアニメ『ブレイブストーリー』のラストシーンが、まさに、このイメージです。

戦っているのが、実は自分の影であることに気付いた主人公は・・・(詳しくはアニメをご覧下さい)


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真の日本とは何か。それは武士道でも仏教でも儒教でもなく、そして神道でもない。 それらを遥かに超える大昔、太古の神話の時代の日本。 「日の元」「火の元」「日の元つ国」「神気出ずる国」 「世界の雛型」「世界の親」・・・それが本来の日本。一人でも多くの日本人が真コトの「神響き(カムヒビキ)」を鳴り成らせることで、最後には日本人の意識が「100匹目の猿現象」でガラリと変わり、「真の日本」が現れる。 日本が変われば世界が変わる。 日本が変わらなければ世界も変わらない。 ユダヤの民は「立て替え」の御役。スメラの民は「立て直し」の御役。ユダヤの民は、これまでキッチリと御役を果たしてきた。これからが本当の日本の出番となる。
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