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悪を抱き参らせる体験

あるセミナーに参加した時のこと。

一人の参加者の様子がオカシクなった。仮にその人物をAと呼ぶ。

目がうつろになり、しきりと舌なめずりをし、言葉遣いが荒っぽくなったのである。

そして語尾に「~じゃ」がついている。

少し古めかしい言葉遣いになっていた。

そのうち、参加者の一人を呼び出して、自分の脇に立たせた。

「ワシは殴り合いが好きなんじゃ。お前は好きか?ん?」 と言いながら、殴る真似をし始めた。



実は前日の夜、Aは既にオカシクなっていた。

とあるホテルの一室に十数人が集まり、Aを取り囲んでいた。

Aは、みんなの前で立ち上がり、蛇のように舌なめずりをしながら語尾に「じゃ」を付けて話をしたり、いきなり壁を拳でドンと叩いて威嚇したり、ドイツ語で歌いだしたり・・・ちょっと見には、多重人格が走馬灯のように次から次へと現れているような感じだった。

かなりオカシイのである。

それでも、なんとか落ち着きを取り戻して自分の部屋に帰っていった。

そういう事があった翌日、再びAがオカシクなったのである。





近くの席にいた私は、二人の間に割って入る格好でAの前に立った。
割って入ったものの、どうしていいのかは、わからなかった。

Aと目が合った。

しかし彼の目は、焦点が合ってない。まるで私の後頭部のあたりを見ているような眼差しだった。右目と左目の焦点も合っていない。

恐怖心を押し殺して、私はAの目を見つめ返した。

すると、Aは矛先を私に向けてきた。

私を殴る真似をする。挑発するような言葉を投げかけてくる。
しかし、どういう訳か、私には当たらない。
体の表面10cmぐらいのところで攻撃が止まるのである。

距離感がつかめていないような感じだった。

私は手を出さない覚悟を決めて、腕組みをしてAを見つめた。



内心はビクビクだが、イメージしたのは「草薙の剣」。



私の体の中に、ハラから胸にかけて、凛と光り輝く「剣」が、切っ先を上に向けて収まっているようなイメージ。



途中、他の参加者が私をかばうように、Aに言葉を投げかけた。

「やめろよ!」
「やめろっつってんだよ!」

彼はジロリと睨みつけてニヤリと笑い「殴ったな」と言った。

そしてまた、私に向き直り、殴ったり蹴ったりする真似を始めた。

ここでは「真似」と書いているが、彼の感覚では私を殴っていたのに違いない。

私の頭を抱え込み、下から肘を突き上げて来たりするのだが、私には当たらなかった。




ひとしきり殴る真似をした後、彼は私に「お前、殴ってみろ」と言い出した。

私が手を出さないのにしびれを切らしたのか、私の手を取って自分の頬に顎にパンチを入れ始めた。



私は手をふりほどき、ゆっくりと首を横に振った。

その時、どういう訳か、無性に切なくなった。




「もういい、もう自分を痛めつけるのはやめろ」という思いが心の中で一杯になった。

乱暴者の息子をなだめる母の心境である。母性愛というべきか。





そして私は一歩を踏み出して彼を抱きしめた。


ハグしたのである。なぜそうしたのかは、わからない。



背中をポンポンと叩き、頭をなでた。

すると彼は、「おお、すまなかったのう。大丈夫か?」といって、私の髪の毛を直してくれた。

さっきの殴り合いの真似事で私の前髪が乱れていたからである。

私は再び近づき、両手で彼の肩をポンと叩き、腕をさすり、両手首をつかんだ。


その瞬間、彼の体は脱力して、後ろにスーッと倒れた。

催眠術をかけられた人が、フッと眠りに落ちるような感じだ。

私は両手をつかんで、彼の体をそっと床に着地させた。

私は彼の横にしゃがみこみ、彼の胸をポンポンと叩きながら、子供を寝かせつける母親の心情になっていた。凄く切ない気持だった。

すると彼は、私の気持を察したのか、すすり泣きを始めた。

それまでジッと見ていた講師が出てきて、「起きろ」と言った。

Aは子供のような目で私を見て、両手を少しあげた。

手を取って起こして欲しいらしい。

私は静かに首を振った。そこまで甘やかすつもりはない。

そして彼は会場の後方に連れられていった。







ほんの数分間の出来事だった。

フツウの精神状態ではない人物と対峙したのは、これが初めてだった。

蛇のやり方は、たいてい同じである。

まず、こちらに先に手を出させるのだ。

アメリカが真珠湾攻撃を探知していながら、あえて攻撃をさせ、それを参戦のきっかけにしたのと同じである。


だから、決してこちらから先に手を出してはならない。

「先に手を出さない」というのは、物理的に「手」を出さないというのと、「言葉」や「想念」においても先に攻撃を仕掛けないということである。

相手は、先に手を出させようと、あの手この手で挑発をし、脅してくる。

その恐怖感やプレッシャーに負けて手を出したら、こちらの負けである。


これは霊戦の戦い方にも共通する方法である。

いざという時は、このやり方を覚えておくと便利である。






この体験で学んだこと。



先に手を出さない。こちらから攻撃をしない。相手の手に乗らない。

何があっても、何を見ても、絶対に真コトを貫く。

排除するのではなく、抱き参らせる「親の愛」が大事である。



・・・あまり上手く書けていないが、私なりの「悪を抱き参らせる」体験だった。



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真の日本とは何か。それは武士道でも仏教でも儒教でもなく、そして神道でもない。 それらを遥かに超える大昔、太古の神話の時代の日本。 「日の元」「火の元」「日の元つ国」「神気出ずる国」 「世界の雛型」「世界の親」・・・それが本来の日本。一人でも多くの日本人が真コトの「神響き(カムヒビキ)」を鳴り成らせることで、最後には日本人の意識が「100匹目の猿現象」でガラリと変わり、「真の日本」が現れる。 日本が変われば世界が変わる。 日本が変わらなければ世界も変わらない。 ユダヤの民は「立て替え」の御役。スメラの民は「立て直し」の御役。ユダヤの民は、これまでキッチリと御役を果たしてきた。これからが本当の日本の出番となる。
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