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鬼気迫る男


私は大学生時代、弓道をやっていた。

その弓道の師匠(弓道部の監督。範士八段)の面構えが、岡本太郎によく似ていた。


鬼気迫る人物だった。

一年生の時、ふらりと道場に現れた。

先輩方が凍りつくように緊張しているのが分かった。

この人の前では、どんなごまかしも利かない。

『的を虎の目と思え!』

カミナリ様が歩いているかのように、そばに行けば感電しそうなほど、ビリビリとしたオーラを発していた。

的に向けて射る一本一本の密度が、格段に高くなった。


この人の“目つき”が、岡本太郎ソックリなのだ。

ぐっと眉を吊り上げ、細い両目をカッと見開き、
中空を睨んだまま、固まったような面構え。

ぐいとへの字に結んだ口は、絶対に妥協や甘えを許さない頑固さを如実に物語っていた。
これも、岡本太郎とソックリである。

どうも、何かの道で“一流”を極めるような人物は、ある種、キチガイじみた側面があるらしい。

人格的には、とても円満とは言えない。

まさに、鬼気迫る顔のまま、歩いているのだ。
かといって、体格はヒョロリとして、筋肉などは無い。

しかし、そんな先生に教えられる方は、たまったもんじゃない。

一瞬たりとも気が抜けない。
手を抜けばすぐに見抜かれる。
言い訳を一切許さない。

鹿児島県指宿市に、先生の住まいがある。
毎年、夏と春には先生の息子が経営するユースホステルに泊り込み、掃除や皿洗いをしながら合宿をした。

ある年の合宿でのこと。

先生がふらりと私の前に立った。

いきなり、「この一本、当てるか!?」と聞いてきた。
「当てられるか?」というような、可能性を問う質問ではない。
「絶対に当てる!」という決意のほどを問う質問である。

すぐさま、「当てます」と答えた。

すると先生は、「おーい、○○(私の名)が、この一本を当てるそうだ。みんな前に来て、見ていろ」と言って全員を集めて上座に正座させ、私一人で弓を引かせた。

「え?ちょ、ちょっと待って下さいよぉ~」なんて弱音を吐くような余裕はない。

「当てます」という決意表明の直後、全員が注視する前で、それを実行させられる。
うだうだ考えている暇はない。
こういう場合、即座にハラを括らなければならない。
そういう練習だった。

静かに、ゆっくりと弓を引き・・・そして、当てた。

あれが、先生との一番の思い出だ。
その先生も、私が大学を卒業する前に他界された。

とんでもない、いわば狂人のような面を持った先生だったが、私は好きだった。
先生も、なぜか私を気に入ってくれて、何かと目をかけてくれた。
焼酎が好きだった。一升瓶を抱え込んでは、ちびりちびりとやっていた。

その先生いわく、「お前は石橋を叩かずに渡る奴だ」

それって、無鉄砲って意味?

・・・今となっては懐かしい思い出である。





さて、実はここからが本題になる。


   一瞬たりとも気が抜けない。
   手を抜けばすぐに見抜かれる。
   言い訳を一切許さない。


・・・このような状況に身を置くというのは、滅多に無い。


しかし、何事にせよ、真剣に歩む人というのは、このような厳しい師匠がいてもいなくても、

自分一人で自分を厳しく見つめ続けているはずである。

果たして、それだけの厳しさで、日々、自分自身に対峙しているかどうか。

中途半端な妥協や誤魔化しは、他人には分からなくても、自分だけには分かるはずである。



自分の「心」や「言葉」や「行い」のすべてを知っているのは自分。

それはつまり、自分の「真ん中」にいる神である。

神は外にではなく、自分の「真ん中」にいるのだ。

(2008.2.25掲載分 再掲)
(以下、追記)

いま一度、自問してみる。

「自分は今、自分と真剣に向き合っているだろうか」
「自分の闇と真剣に向き合っているだろうか」
「やっているフリをしてるんじゃないか」

「思いと言葉と行いは、ヒノモトの民として恥ずかしくないだろうか」

「本心(本神)が喜ぶ生き方をしているだろうか」

記憶にあろうとなかろうと、此度の大転換期にヒノモトの民として生まれてきた自分は、
その責務をきちんと果たせているのだろうか。

恥ずかしながら、「申し訳ございません」というのが正直な気持ち。

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真の日本とは何か。それは武士道でも仏教でも儒教でもなく、そして神道でもない。 それらを遥かに超える大昔、太古の神話の時代の日本。 「日の元」「火の元」「日の元つ国」「神気出ずる国」 「世界の雛型」「世界の親」・・・それが本来の日本。一人でも多くの日本人が真コトの「神響き(カムヒビキ)」を鳴り成らせることで、最後には日本人の意識が「100匹目の猿現象」でガラリと変わり、「真の日本」が現れる。 日本が変われば世界が変わる。 日本が変わらなければ世界も変わらない。 ユダヤの民は「立て替え」の御役。スメラの民は「立て直し」の御役。ユダヤの民は、これまでキッチリと御役を果たしてきた。これからが本当の日本の出番となる。
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