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素戔鳴尊の後裔
- 2008/03/23(日) 22:30:00

「辛苦(たしな)みつつ降(くだ)りき」
これは『日本書紀』「神代上」にある言葉で、素戔鳴尊がその粗暴な振舞で天上の神々から疎んぜられ、地上(底根国)へ追いやられた時の様子を述べた段落の中にある詞。
以下、『一夢庵風流記』(傾奇者の代名詞、前田慶次郎の物語。隆 慶一郎 著)の冒頭で『傾奇者』について語った著者の言葉より引用する。
<引用はじめ>
彼等は一様に世人から不当な評価を受けているように思われる。或は我から望んでそうした評価を受けようとした節さえ見られる。
なんとも奇妙な心情であるが、彼等はそこに世の常とは違って、一種の栄光を見ていたような気がする。
これこそ滅びの美意識の最たるものではないか。
私は彼等の中に正しく『日本書記』に書かれた素戔鳴尊の後裔を見る。
<『日本書紀』神代 上 第七段>
『既にして諸の神、素戔鳴尊を責めて曰く、「汝が所行甚だ無頼し。故(か)れ、天上(あめ)に住むべからず。亦葦原中国にも居るべからず。急に底根国(そこつねのくに)に適(い)ね」といいて、乃ち共に逐降(やら)ひ去りき』
これが神々の素戔鳴尊に下した宣告である。
『時に霖(ながあめ)ふる。素戔鳴尊青草を結束ひて、笠蓑(みのかさ)と為し、宿を衆神(かみがみ)に乞(こ)う。
衆神の曰く、「汝は是(これ)躬(み)の行濁悪(わざけがらわ)しくして、逐(やら)い謫(せ)めらるる者なり。如何(いか)にぞ宿を我に乞ふ」といひて、遂に同(とも)に距(ふせ)ぐ。
是を以て、風雨甚だふきふると雖(いへど)も、留(とどま)り休むことを得ずして、辛苦(たしな)みつつ降(くだ)りき』
私はこの『辛苦みつつ降りき』という言葉が好きだ。学者はここに人間のために苦悩する神、堕ちた神の姿を見るが、私は単に一箇の真の男の姿を見る。それで満足である。『辛苦みつつ降』ることも出来ない奴が、何が男かと思う。そして数多くの『傾奇者』たちは、素戔鳴尊を知ると知らざるとに拘らず、揃って一言半句の苦情も云うことなく、霖の中を『辛苦みつつ降』っていった男たちだったように思う。
<引用終わり>
『一夢庵風流記』とは、妻子を捨て、孤独と引き換えに自由を得た傾奇者、前田慶次郎の物語である。
以前、『花の慶次』というタイトルで「少年ジャンプ」に漫画が連載されていた。
自分だけの美意識を貫き、心のままに生きた男、前田慶次郎。
彼の、涼やかで爽やかな生き様に多くの人々が惹かれるのは、何故だろうか。
そこには、保身や身欲とは無縁な「真の男の生き様」があるからではなかろうか。
そして、今の時代、日本に生れ落ちている私達は皆・・・
【素戔鳴尊の後裔】である。
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この記事に対するコメント
大好きでした!
早速反応してすみません(笑)
「花の慶次」大好きでした!!
カッコイイですよね!
>瑞希 さん
あの漫画をご存知でしたか(^^) 「男が憧れる男」のタイプですね。
いつもありがとうございます☆
本日の記事を読ませていただいて。
私は男ではありませんし、まだまだ未熟者ですので、あくまでも感想なのですが。
捨て身になれとは言いませんけれども、捨て身(捨て身の気持ち)にならなければ、救済は出来ないのではと感じました!
>ルビー(紅珠) さん
救済ということに限らず、余計なものを手放すのが大事ですね。
その最たるものが、あらゆる物事への「執着」ではないかと思います。
ウタ
誠だけ あれば不都合 向こうから 遠ざかり行く 不思議な仕組み
一厘の マコト貫け 誠こそ 奇跡を起こす 奥の手となる
金で世を 治めて金で タテカエを して地を固め ミロクの世ざぞ
世界中 泥海となる その時ぞ マコトの神が 出て来るのぢゃぞ
これからは 目から鱗の 世の中ぞ 水晶の世と ひかり輝く
根底が 変わるぞ世界 そのままに 脱皮するのぞ あっと言う間に
今今と なるぞ昨日も 明日すら 無くなる今の 中の中へと
永遠の 今となり行き 今ここに 居ることそれが 喜びとなる
今ここに 生きているだけ それだけで 有り難くなる 涙出るほど
本来は 在るはずも無き 無の中の 無限の世界 ここに出て来る
隣人が 居ることそれが 奇跡へと 変わるぞ皆で 晴れ晴れとなる
一人では 無い喜びが 出て来るぞ 全て繋がり 天晴れとなる
白黒の 世界が見事 三色の 無限の色の 世界へ変わり
お日様の マコトの光 輝きを 知る今となる 今の今今
悪憎む 思いはすべて 無くなるぞ 悪を感じる 思いも消える
m(__)m
そのとおり!
何がその通りかというと、我々は実にスサノオノミコトの末裔であるということ。
その記憶をたどってみると、面白いことがわかるのだが、・・・。
>ぶっだん さん
なんか、凄く面白そうな話ですね。
いや、むしろ「深い話」というべきか・・・(^^;
素戔嗚尊の使命は国開き
良いですか、須佐雄之命はいったい何を行ったか?
それは日本の歴史をひもとけばわかるように、
彼の神は日本という国開きの基を造った神であります。
要するに、国開きを行ったのが須佐之雄である。
その御神徳を以て、
この大変動する世界に対して、真の文明の国開きの基(いしずえ)を造っていこうというのが、彼の神の目的であります。
我ら、前世に於いて縁のあった者達があつまり、
素戔嗚尊の下に於いて、大混乱におちいる世界を救済するべく、
素戔嗚尊と合体して、真の地球を創造していこうとするものです。
その志を同じくする者は、
同じ籏の下に集まって、正しき智慧をそなえ、力を蓄えて、その理念の実現に邁進していくべきだと思うのですね。
我らはみな、須佐之雄の子孫なり。
大同団結しよう!
>ぶっだん さん
そうですね。今がまさに「その時」なんだと思います。